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たま子が赤ちゃんを産んで、12日目の事だったんだ。 Copyright (c) 2005 Sophia All Rights Reserved |
そう、すべてはここから始まったんだ。 白黒のブチの猫が二匹、垣根の隙間からこっちを見ていた。 小さい猫は、大きい猫にぴったり寄り添っていた。 これから「ちいちゃん」がお話していくのは、ずーっと昔・・・ およそ20年前のこの日から始まった、本当のお話だよ。 ちいちゃんは、猫を飼っていなかったから、エサがない・・・ 仕方なくパンをちぎってあげたんだ。 二匹のネコはすごくお腹が空いていて、 まるで、飲み込むようにパンを食べた。 食べ終わったおかあさんネコは, 子ネコを置いてひとりでどこかに行ってしまった。 子ネコが追いかけようとした時には、 もうおかあさんネコはどこにも見えなかったんだ。 子ネコはおびえながら、ちいちゃんの手の中にいた。 そのとき、ちいちゃんは、子ネコを飼う決心をしたんだ。 その子ネコに、「たま子」という名前をつけた。 ありきたりの名前だよね(笑) 次の日、子ネコの「たま子」は妙に外に出たがってね… ちいちゃんは、そっと見守っていた。 そうしたら、なんと、お母さんネコが少し離れた所から、 こっちを見ている。 間違いない! 昨日のおかあさんネコだ!! 「たま子」はすぐに気がついてお母さんネコの方にちからいっぱい走った。 ところが、おかあさんネコは、さーっと、いなくなってしまったんだ。 「どうして・・・?」 ちいちゃんには解らなかった。 そして、少しだけ悲しかった。 ひちりぼっちの「たま子」の事を大切にしてあげようと思った。 その次の日も、「たま子」は外に出たがって・・・ そっと見守っていると、また、少し離れた所にお母さんネコの姿があった。 子ネコの「たま子」が見つけて走っていくと、昨日のようにどこかへ行ってしまった。 こんな事が一週間くらい続いたんだ。 そしておかあさんは来なくなった。 ちいちゃんは思った。 大切な自分の子供の様子を毎日見に来ている。 ここなら、安心して「たま子」を預けられるって、信じてくれたのかもしれない。 ちいちゃんは、こころのなかでお母さんネコに約束したんだ。 「たま子」を大切にするからねって・・・・・
おなかのあたりがな~んか変・・・・・・ あっ!?もしかしたら! はい、その通り(笑) 動物の成長は早いね。 この間まで子ネコだったたま子に、赤ちゃんができたんだ。 ちぃちゃんは、最初から考えていた。 1回だけ赤ちゃんを産ませてあげようとね。 その後は、ちょっとかわいそうだけど避妊の手術をしなくてはと・・・ ネコは約3ヶ月で赤ちゃんが生まれるんだ。 ちぃちゃんは指折り数えながらその日を待った。 たま子のおなかはとんがってきた! もうすぐだ!!! 今日かな? 明日かな? 毎日毎日、わくわくして朝を迎えてたよ。 とうとうその日が来た!
もうもう、目に入れても痛くないほどかわいい!
さてさて・・・ たま子かあさんは、今日ももくもくと子育て。 Copyright (c) 2005 Sophia All Rights Reserved |