もうじき2年･･･
ネクストがご飯を食べに来るようになってから。
ある朝、近くのごみ収集場所に子猫が2匹･･･
また誰かが捨てていったんだ。
酷すぎるよね。。。。
前の私なら連れて帰ってきただろうが、
あの時は追突事故に巻き込まれ後遺症も酷く、
自分の仕事復帰もできず、
この子達の面倒を見れる余裕もなく、
そっとドライフードを置いて帰ってきた。
次の日気になって明るくなると
同時に行ってみると、そこに子猫の姿はなかった。
色々と思い巡らすと辛いから、きっと誰かが拾ってくれたのだと思うようにした。
それから約3ヵ月後、2匹のうちの1匹をごみ収集場所で見つけた。確かにあの時の子だ！
薄汚い色･･･シャムの雑種と思われ、しっぽが変に短く、
ちょっと曲がっている。近寄ろうとしたら、狼のような目つき。
さっと逃げていった。きょとんとした顔のかわいい子猫が
こんな目つきになって生きていた。
胸が痛くなった。きっとここにまた現れると思い、家にドライフードを取りに行き、そっと置いた。
きっと近くに寝床を見つけて、ゴミを漁って生き延びて来たのだろうと思うと本当に切なかった。
その後、私が時々ドライフードを置いてあげると、少し離れたところから見ているようになった。
そして、私がその場を離れると、凄い勢いで食べる。ガリガリに痩せて、毛はパサパサ････
この子はもう私がどこに住んでいるか解っている。それでも縄張りがあるから、
近くまでは来るけど、家までは来れなかった。
それが、いつしか家の前まで！
ここに来たらご飯が食べれると解っていたのだ。
でも、とっても強いのら「ブヒ」（と呼んでいた（笑））
がいたから、なかなか来れなかったんだ。
ブヒの留守を狙って少しずつ訪ねて
来るようになった。
立派な大人のネコになっていたが、
悲しいほどの鋭い目つき・・・
たった一人で生きることの厳しさを
物語る目だった。
ご飯を外に置いて私が少し離れるのを
確認してからむしゃぶりつくように食べた。
そして今、この子は早くご飯を頂戴と私におねだりする。身体も触らせてくれるし、
ブルーの殺気を感じるほどの目は普通のネコの目に変わっていた。ころころと太り、
甘えた声で鳴く。
私の車の音を聞き分けて、どこからとも無く出てくる。私にとっても幸せの瞬間である。
あ、なぜ「ネクスト」かって？
笑
「ブヒ」というのらの次に来たのらだからネクスト（next）
そのネクストが帰ってこない。。。。
